なんか最近、おすすめ小説あげてくれるひと増えたね。

 

 増えたねー。わたしはあんまり読まないけど、佐久間は嬉しいんじゃない?

 

 そうだね。読み手の想像力で完成する創作物って他にはあんまりないからね。

活字に苦手意識がないひとがいるってだけでなんか嬉しい

 

 佐久間が「俺は太宰の生まれ変わりだ!」とか叫んでたのは中二の頃だったかな?

 

 ……大学二年生です。

 

 遅いおたふくみたいに重症だったね。見てられなかったよ。

 

 ……うるせえ! 関係ねーだろ! バカ! おたんこなす!

 

 仮にも小説紹介の記事でそのショボイ語彙はどうなのよ。

まぁいいわ。最近、このみさん墨田さんに小説系の記事を上げていただいたので、

佐久間が過去に読んで面白かった本をいくつかご紹介します。

わたしはビジネス書以外はあまり読みませんので

いつか暇なときに映画の話でもさせていただきます。

「鍵泥棒のメソッド」超おもしろかったよ! 邦画もいいね!

 

  それは今度な。今回は小説の話。

と、いってもぼくと小説の話をしたことのある方には何度もおすすめしているものなので、

既視感があるとおもいます。 基本的に有名な作品をチョイスしているつもりです。

ブックオフで100円で買えるものは正義です。作家的にはだろうけれど。

 

 

1、人間失格 (太宰治)

 

 日本人の全世代、男女を通して最も多くのひとに影響を与えた本を問われれば、

おそらくこの本になるのではないかと思います。その時代に合った小説というものは

数多くありますが、共感できるのはターゲットになった世代だけ。

しかしこの人間失格は何十年も前の人間が書いたとは思えないほど

現代人の共感をよびます。

弱く、醜く、自分勝手で、他人が怖くて、そんな自分を正面から見据えた本です。

手記の形式をとっているのでまるで読者に語りかけるような潜在的二人称の小説。

青空文庫(著作権が消滅した本をフリー公開しているサイト)で読めます。

一度読めば、この作品がどれだけ多くの作家に影響を与えたかがわかります。

「人間失格」の文章を引用している作品の多いこと多いこと。

もっとも、合う、合わないが大きすぎる作品でもあります。

青春時代、落ち込んでいるときに出会ったぼくにはぴったりな本でした。

 

2、殺戮にいたる病 (我孫子武丸)

 

 

 ゲーム「かまいたちの夜」が好きで、同作者の本を買いあさっていた時期に出会った当たり本。

この著者の作品は探偵ものが中心で、本格ミステリ(読者に犯人とトリックを推理させる形式)が

多かったのですが、反則的なトリック(偶然の絡むもの)もあって推理するのに疲れます。

しかし当作品は性的倒錯者の連続殺人を犯人視点から語るという、読んでいるだけで楽しい(?)構成に

なっているうえに、読者に「謎」でなく「違和感」を植えつけます。

(ゴミ箱にティッシュがあったはずなのになくなっている、など)

ラスト直前に違和感が明確な謎になり、解決したときのカタルシスはすばらしいものがありました。

注意点としてはエログロ度がかなり高く、バトルロワイアルの残酷描写で引いてしまう方には

無理かと思われます。

 

3、博士の愛した数式 (小川洋子)

 

 

 1,2が暗い、グロい、と続いたので温かい作品をチョイスしようとして思い浮かんだのがこの作品。

映画化されているので知っている方には説明不要かと思います。

映画も観た気がするのですが、うろ覚え。小説の印象が強いです。

とても読みやすい文体なのですらすら頭に入ってきますし

なにより登場人物があったかい。もうね、博士がいとおしい。

作中、多くの数式が登場しますが、それを人間関係や性格、いわゆる「運命」にもあてはめて

考える博士のキャラクターがたまらなくいとおしいです。

ある数式から導き出されるイメージ。数とこころ。理と文。

遠いものとされている「数」と「情」をひとつにした、著者の発想力に脱帽です。

回りくどく褒めましたが単純にエンターテイメントとして、とてもおもしろい!

「性愛」「生死」「離別」この辺りの要素を除いてもじーんとくる本は大当たりだと思っています。

 

 今回紹介した三冊はいずれも有名な作品なので、古本であれば100円程度で

売っている可能性が極めて高いです。ハズレ引いても損した気分にならないのが

古本の良いところ。

 

 

 ……ふぅ。三冊紹介しただけですんごい疲れたな。

 

 

 普段書評とか書かないからねー。でもまー、たまにはいいんじゃない?

 

 小説って読むひとはそこそこ読むけど、読まないひとはまったく読まないからね。

記事にしてもしょうがないかな、と思っていたけど、他に読むひとがいると嬉しいもんだね。

 

 友達いないしね。

 

 ほっとけよ! ……ちなみにラノベにアレルギーもないよ。

ファンタジー成分の多い作品は漫画のほうで補ってるからあまり読まないけど。

 

 漫画ならわたしも読むー。

「ちはやふる」「7seeds」「テルマエ・ロマエ」も面白かったー。

 

 少女漫画好きよなぁ。

ぼくは少年漫画か青年漫画ならかなり語れると思う。

ジャンプはデスノートが連載してたあたりで卒業しちゃったけど。

ハンター×ハンター再開したら毎週立ち読みしちゃってるわ。

今度、漫画の記事あげてもいいかもね。

好きなひと多そう。

 

 んー。ネトゲやってるひとのヲタ率高いからね(偏見

アニメのほうが人気ありそう(偏見

 

 媚びぬ! 省みぬ!

……アニメより漫画のほうが好きです。

自分の好きな時間に読めるから……。

 

 音響効果ってあるから、同じストーリーでも

映像のほうが良かったりもするじゃない。

わたしは原作小説や漫画より映画やアニメのほうが好きなことが多いなー。

主題歌聴くだけで泣いちゃうのもいっぱいあるもん。

 

 そこらへんはひとそれぞれだよね。

最近の作品ってどんどんメディアミックスされるから、

自分に合ったメディアで楽しんでいけばいいと思う。

……結論。

 

 

 

 物語って面白い!